スペシャル対談 変わりつづけるSHIMADAの体現者たち

Prologue

変わりつづけることをよしとするシマダグループ。ひとつの職種、ひとつの業務に固執することなく、様々な分野・仕事にチャレンジすることを怖れない風土が最大の特徴だ。こうしたシマダの理念を体現する者たちがいる。ひとりは介護事業を担うシマダリビングパートナーズ(以下SLP)の代表取締役社長、三田武。もうひとりは石垣島ホテルククル(以下ククル)の支配人として活躍する中川和紀。ふたりの対談を通して、シマダグループで働くことの意味、怖れずに自分自身を変革していくことの重要性を感じてもらいたい。

シマダリビングパートナーズ株式会社 三田 武

大手マンションデベロッパーより2003年8月にシマダハウスへ中途入社。不動産仕入れ営業担当として活躍した後、介護付き高齢者向け賃貸住宅の運営を担う、シマダリビングパートナーズを立ち上げ代表取締役に就任、現在に至る。

シマダリビングパートナーズ株式会社 中川 和紀

大学時代よりシマダハウスの建築部門でアルバイトを始め、2007年4月に新卒入社。設計士、投資用不動産部門の営業を経て、2009年よりタイム・アロー八重山に転籍、石垣島ホテル・ククルの支配人に就任し現在に至る。

まずはお二人の入社のきっかけから教えてください。

  • 三田

    私は95年に新卒で大手のマンションデベロッパーに入社し、ファミリー向けマンションの販売と用地仕入れをやってきました。そしてシマダハウスに転職したのが2003年。

  • 中川

    大きな会社にいらっしゃったのに、なぜ中小企業のシマダハウスに転職しようと思ったんですか?

  • 三田

    大手企業というのは、もちろん全てがそうではないと思うけど、個人の裁量の範囲がかなり限定的で、人数が多い分役割も細分化されている。それはそれで仕事としてはやりやすいのだろうけど、自分としてはもっと幅を広げて仕事をしたいと思った。そして自分が率先してプロジェクトを牽引するようなダイナミズムを感じたかった。

  • 中川

    シマダグループならそれができると?

  • 三田

    そう。シマダグループでは個人に任される裁量の大きさやスピード感がある。また扱う不動産が多岐にわたり、賃貸管理・戸建分譲・投資用不動産・再生事業など、不動産に関する様々な経験を積めることにも魅力を感じた。

  • 中川

    僕は学生アルバイトとしてシマダハウスに入ったので他の会社ってよく知らないですけど、当時から幅の広さという点については感じていましたね。先輩設計士の方(※インタビューページに登場している須藤潤など)が戸建の設計もやって賃貸物件の設計もやって、凄いと思って感心していたら、今度はリノベーション物件の設計をやっている。驚きの連続でしたね。

  • 三田

    新卒採用は本来やってないのに、中川が新卒入社した経緯は?

  • 中川

    学生時代から入社したいという気持ちはありました。先輩方の仕事を見ていてただ図面を引いているのではなく、自分の想いをカタチにしているなという印象があって。設計事務所だとクライアントが希望する建物の図面を引くのが中心というイメージがありますが、シマダの場合自ら運営していく物件も多いので、手を挙げれば自分がカタチにしたい建物の設計ができると思って。

  • 三田

    旧耐震の老朽化したホテルをデザイナーズホテルにリノベーションして、オペレーションまで自らやってしまうという事もあるからね。

  • 中川

    まさに「ホテル&レジデンス六本木」がそうですよね。

それぞれ営業、設計という職種で入社されたわけですが、仕事がどんどん変化していきますよね。

  • 中川

    僕はもともと設計がしたくて入社したのですが、ちょうど1年経ったころ資産運用事業部の営業に異動になったんです。本音を言うと当時はショックでしたね。設計の勉強を積み重ねて、いよいよ設計士として仕事ができるぞと自信がついた頃でしたから。

  • 三田

    会社として中川に貴重な経験をさせたかったんだと思う。賃貸物件の管理というのはもっともエンドユーザーに近い場所だから。実際に物件に暮らすお客様の目線で建築というものを見てほしいと考えたんじゃないかな。その目線をもってものづくりができる人は強い。暮らす人たちのことを考えてものづくりできれば、ニーズに対してぶれない設計士になれるとね。

  • 中川

    それはすごく思いましたね。建築チームにいるころは先輩方が凄すぎて、そのレベルに行くまでに何年かかるんだろうという不安がありました。ただ、仕事をしていくうちに自分には設計・建築の知識があるから他の方々とは違ったアプローチで仕事ができると思い始めまして。それでいろいろ試行錯誤を繰り返しているうちに、今度は石垣島に行かないか、と。

  • 三田

    ホテルの支配人では、さすがに少しは悩んだ?

  • 中川

    いや、それが即決しました。(笑) 石垣島での初めての事業でしたし、シティホテルというビジネスも初の試みだということで、自分次第で様々なアプローチができると感じたので。予約の受付けからフロント業務、サービス全般をすべて自分が考えてカタチにできるという魅力がありました。運営事業にも興味がありましたし。

  • 三田

    そこは私も一緒。社内に前例のないチャレンジって、全て自分で考えて試行錯誤していかなければならない。それって凄く大変なんだけど、逆にその分野の先駆者としてエキスパート的な存在になれる。とても魅力的なことだよね。

  • 中川

    三田さんもそれまで全くの未開拓だった、介護分野における先駆者でありエキスパートですもんね。

  • 三田

    きっかけは知人を通じて介護施設を見る機会があって、その時この産業の将来性を感じたんだ。不安はもちろんあったけど、島田社長や会社のバックアップもあって、それなら我々の強みを活かした形で参入しようと決心した。それは、シマダグループの得意とする再生力を使って、利用価値の下がった企業の独身寮をデザイン性の高い高齢者施設へ再利用すること。新築より総事業費を抑えられるため入居金や賃料も低価格で設定できる。おかげで今は殆どの施設が高稼働している。

  • 中川

    既存の建物をリノベーションするというのは確かにシマダグループの得意分野ですけど、介護事業の運営まで自分たちでやろうと考えたのはなぜです?

  • 三田

    未来永劫運営していく事業という点に魅かれたのかな。私が行っていた不動産というのは、土地を仕入れて建物を造って引き渡すまでが一連の業務であったのに対し、介護施設の運営は建物を引き渡されてからがスタート。入居者の方々が安心して暮らせ、預けてくださるご家族にも安心してもらえるサービスを運営し続けていくというところに、社会貢献と使命感を感じたんだよね。

仕事が変化していくにつれて、ご自身にも変化はありましたか。

  • 三田

    私にとって大きいのは、何といっても人との出会いや関わり方かな。介護施設を運営していくうえで一番重要なのは人。どんなに建物が立派で提供される食事が美味しくても、それだけでは評価していただけない。要するに入居者の方々と職員の触れ合いこそが介護事業のすべて。だからこそ人材に対する考え方・見方が以前より思慮深くなったかもしれない。

  • 中川

    SLPの評判はよく聞きますよ。SLPで働いている介護士の方々はみんな活き活きしているって。

  • 三田

    私はできるだけ職員の仕事を限定しないように心掛けている。全てとは言わないけど、通常の介護施設は一般の職員に現場の介護だけをさせるところが多い。でもうちでは、入社間もない職員にも、それに加えて入居者募集の営業活動や介護保険請求業務など幅広く仕事を行ってもらっている。

  • 中川

    でもそれ、なかなか難しいことですよね?

  • 三田

    大手の介護施設なんかはそういうところが多いんだよね。だから私のように中小の会社に入って幅広く仕事をしたい、そして数年後には自分が施設長になりたいといった明確な目標を持っている人を採用するようにしている。介護を単なるボランティアではなくビジネスとして捉えられるかが重要で、そういう人達と仕事をしたいと思っているね。

  • 中川

    シマダの理念に「ルールは、少ない方がいい」ってありますけど、それを体現しているようですね。自分たちで考えて動くってどんな事業でも重要なことですよね。

  • 三田

    中川もそう感じる?

  • 中川

    僕の理想は、支配人の僕がいなくてもククルの運営がうまく回っていくということです。たくさんルールを作ってその通りに働いてもらうのではなく、従業員が自分たちで考えて動くことでそれが実現できるのが理想ですね。

  • 三田

    石垣島に来て変化はあった?

  • 中川

    建築や資産運用事業部にいたころは、トップになりたい!という気持ちが強かったのですが、こちらに来てからは、もっと石垣島に貢献したい、地元に何かしら還元したいという気持ちが強くなってきました。

  • 三田

    石垣島が第二の故郷になってきたのかな?

  • 中川

    僕は当初ホテルビジネスについて何の知識もありませんでしたから。そんな時に助けてくれたのが、地元の別のホテルの方をはじめとする地域の方々だったんです。彼らにいろいろと教わりながらこれまでやってこれたので、なんとかその恩をお返ししたいという気持ちがあります。

  • 三田

    中川にはぜひ石垣島でホテル以外の事業もやってほしいな。

  • 中川

    そうですね。実は石垣島には高齢者の方も多く、介護サービスの需要は高いんですよ。僕がここでもっと情報を仕入れて、シマダグループの介護や飲食や資産運用などを展開できれば地域貢献にもなると思います。ここで結婚もして家庭も持ちましたから、この石垣島に腰を据えて地域のためにやれることを全力でやっていきたいですね。

お互いを見て、それぞれの成功をどのようにお感じになりますか?

  • 三田

    中川は人の懐に飛び込むのがうまいと言うのかな、コミュニケーション能力に優れていると思う。設計や資産運用にいたころから可愛がられていたし、石垣島に来てからは地元の人に溶け合ってビジネスを進めていけているよね。

  • 中川

    自分一人でなんでもできるとは思っていないです。やはり周囲の助けがあるからこそ、新しいことにチャレンジできると思いますね。

  • 三田

    とくに石垣島でのビジネスは、人の採用なんかも含めて全てここで完結できるようにしたいよね。しっかり島に利益還元できてこその地域貢献だし、長期的な視点で経営ができるようになる。介護事業もそうだけど、未来永劫を目指し運営していくためには、その地域に根差すというか、地域の方々との協働は絶対に必要。そういう意味でも新たな輪の中にすっと入っていける中川の能力は大切だと思う。

  • 中川

    頑張ります。僕から見て三田さんの凄いと思うところは、何といっても人脈の広さ。僕は島に来ていろいろ失敗して、それで地元の人達から助言を頂けるような形になりましたが、三田さんの場合は介護の知識を持った人、介護経営の知識を持った人を仲間に加えて、最初から組織として構築されていましたよね。組織構築能力が非常に高い。適材適所というかその仕事に適任だと思われる方を会社の内外からきちんと連れて来られる。

  • 三田

    それは不動産仕入れの営業をしているころに意識していたからかな。仕入れという仕事は情報が全て。競合企業も私たちと同じように物件を探しているわけだから、早く良い物件情報を手に入れた方が勝ち。その土地々々の不動産会社の人や金融機関、その他地元の人々とのネットワークを築くことでぐっと仕事がしやすくなる。人脈を築くというのは介護事業にしてもホテル事業にしても必要な要素。それがいまも尚活きているという実感はあるかな。

  • 中川

    僕は失敗を繰り返してようやくそれを学んだという感じですね。

  • 三田

    失敗は必ずしも悪いことではないと思う。新しいことにチャレンジしていれば失敗することもあるし、短期的な失敗は長期的な成功に不可欠であるとも言われているよね。「とことん考えた経験の数が、そのまま能力になる」と理念にもあるけど、考えて行動して失敗して、それで改めてまた考える。そういう経験を中川はたくさんしてきたわけだから、能力はどんどん高まってるはず。

  • 中川

    そうだといいんですけどね(笑)

これからのお二人の展望について教えてください。

  • 三田

    介護事業はまだ5年、優先すべきは事業領域を拡大すること。特に団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて事業規模を今の3倍上に成長させたい。そこで問題になるのはサービスの質。拡大することによって人材不足や能力不足を引き起こし、サービスの質が低下してしまってはダメ。量と質の両立が大切で、人材採用と教育に力を入れてサービスの向上と共に事業を拡大していきたいと思っている。

  • 中川

    シマダグループにとっては石垣島に2棟目となる物件が完成したばかりなんですが、サービスアパートメントとして運営していくことになります。ククルはショートステイ用、新しい物件ではロングステイ用ということになるので、まずはそこを成功させたいですね。

  • 三田

    石垣島ではもっと幅広くビジネスが展開できるよね。

  • 中川

    そうですね。人口49,000人、それに観光客が年間100万人を超えるわけですからマーケットは案外大きい。ホテル事業以外にも、介護・飲食、資産運用事業などにもチャレンジしていくつもりです。シマダグループにとっても東京に次ぐ第二のマーケットとして幅広く展開できればと思いますね。

  • 三田

    その先頭にいるのが中川だから、キミに対する会社の期待は大きい。

  • 中川

    三田さんは介護分野以外の展望はいかがですか?

  • 三田

    SLPは不動産と介護が融合してできた事業なので、シマダグループの様々な分野が融合することで新しいビジネスがもっとできると思っている。たとえばホテル・飲食と介護が融合して、SLPの介護施設の食事はうちの飲食部門であるコムフォーから提供されるようになるとか、ホテルに住みながらSLPの介護を受けられるとか。可能性は無限にあると思うね。

  • 中川

    主体的に動けばなんでもチャレンジできる会社だから、どんどん主体性のある方に入ってきてほしいですね。

  • 三田

    その通り。逆に指示待ちタイプの人には難しい会社かもしれない。自分から動こうとする人を徹底的に応援する風土だけど、そうでなければやることがないなんてこともあるからね。ぜひ、自分はこれがやりたい!という熱い思いを持った人と一緒に働きたいな。

Epilogue

今回紹介した三田と中川をはじめ、シマダグループには、自ら手を挙げ、自ら変化をしていく人材が多い。失敗を怖れることなくチャレンジし、チャレンジの過程そのものが自身を変化させる。「変化」とは「挑戦の証」。誰に指示されるでもなく、自らの想いで、さまざまな分野、さまざまな仕事にチャレンジしたいと考える人材を、シマダグループは求めている。